樹木医学会会長 福田健二
通常、4月末発行の本誌第2号において、次回大会の開催の概要をお知らせしております。今年11月に開催予定の第25回大会につきましては、鳥取大学農学部での開催に向けて、山本福壽大会担当理事のもと大会運営委員会を組織し、準備を進めてまいりました。
準備は順調に進んでおりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大のため、今年秋の大会の実施が見通せない状況となってしまいました。
このような状況を踏まえて、2020年度第1回理事会(5月12日開催)において対応を検討いたしました結果、大変残念ですが、今年の鳥取での大会は行わないことを決定いたしました。
しかし、学会大会は会則に定められた学会の最も重要な活動の1つであり、会員の皆様の研究成果を発表する大切な機会です。理事会では、単に大会を中止あるいは来年に延期するのではなく、大会に代わる発表の機会を確保することが必要であるとの意見で一致しました。
今後、理事会に臨時のワーキング・グループを設けて、オンライン上での大会開催などの代替措置について検討してまいります。具体的な開催方法が決まりましたら、学会ホームページ、樹木医学研究の誌面等においてお知らせいたします。
鳥取での大会を楽しみにしておられた会員各位におかれましては、大変申し訳ありませんが、ご理解の上、研究発表に向けたご準備をいただきますよう、お願いいたします。
会員の皆様のご健勝と新型コロナウイルス感染症の一日も早い終息をお祈りするとともに、今後とも学会活動へのご理解、ご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。